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母親学級でのQA
身長が低いが分娩は可能か?
 身長が150cm以下の妊婦さんは帝王切開になる率が高くなるとも言われていますが、 個人差がありますので、お産お経過をみてみないとなんとも言えないと思われます。初産の場合は、骨盤レントゲン検査を行い評価しています。

流産の既往があるが?
 流産の時期によって影響がある場合があります。
 特に妊娠20週前後で子宮口が 開いて流産した場合には子宮の口を縛る手術が必要になる場合があります。

高齢出産(36才)ダウン症の心配?
 妊婦さんの年令が高くなる程、ダウン症の子がうまれる確率が高くなると言われて います。心配の方には羊水検査を行っていただく場合がありますが、染色体異常以外の異常を発見することはできません。

子宮筋腫があるのですが?
 妊娠経過に影響を与える場合とそうではない場合とがあります。最近では子宮筋腫があってもそのまま様子を見ている場合が多いようです。切迫流・早産の原因となったり、最終的に帝王切開となる場合があります。

タバコの影響は?
 タバコの成分には血管を収縮させる作用があることが知られています。このため子宮や胎盤の血流が減少し、胎児の発育を障害する場合があります。妊娠する前から禁煙されるのが望ましいと考えます。

帝王切開のリスクは(児にとって、母体の回復は)?
 胎児機能不全などの状態では帝王切開が選択される場合があります。児にとっては比較的リスクは少ないとされています。母体にとっては開腹術となりますので、手術 に伴う合併症のリスク(静脈血栓症など)が生じます。印象としましては術後一ヶ月 で回復に差は少ないと思われます。

カンジダ膣炎について?
 真菌による膣炎のことで、チーズ様の帯下と痛痒いのが特徴です。児が分娩時に飲み込んだ場合に口の中や肛門周囲に発症する場合があります。

破水、おしるし、陣痛って何?
 破水とは、羊膜が何らかの機序により破れ、羊水が持続的に子宮から流れ出る状態をさします。おしるしとは分娩近づくと出るどろっとした血性のおりもののことをさします。 陣痛とは、規則的な子宮収縮のことで10分に1回あるいは1時間に6回以上になっ た場合を言います。

児が大きいと言われているので分娩可能か?
 分娩をするには行うためには、児の大きさばかりでなく、骨盤等の産道や陣痛等も関与しています。4kgを超えるようなことがなければ大きさだけで分娩が可能かどうかは何とも言えません。骨盤レントゲン検査を行い、予定日より早く誘発分娩となる場合があります。

妊娠に気がつく前にレントゲンをとってしまったが?
 放射線の被爆線量が問題になると思われます。一般的なレントゲン検査では問題となるケースは少ないと思われます。撮影内容については外来で確認して下さい。

クラミジアの薬飲んだが、赤ちゃんへの影響は?
 影響の少ないと考えられている薬が使用されております。治療をしないと流早産は3倍となり、生まれた場合の児への影響を考えると治療した方がいいとされています。

早産の可能性があるといわれたけど?
 子宮収縮が頻回に起きる場合や子宮口が開く傾向がある妊婦さんに対してお話する 場合があります。早産予防薬の内服をしていただいたり、場合によっては入院管理さ せていただくこともあります。一般的には可能性があると言われた場合は子宮収縮に 気をつけて下さいと注意されたと思って下さい。

前回帝切の扱いは(分娩可能か)?
 当科では、前回帝王切開された方で、今回経膣分娩を希望される方には、直接詳しく説明させて頂かせております。外来担当医にお尋ね下さい。経膣分娩が不可能な場合もあります。
⇒ 前回帝王切開で今回経膣分娩を考えている方はこちらへ

前回母乳が出なかった、今回は?
 母乳を必ず出すような方法は残念ながら確率させていないのが現状です。母乳が出 るような努力のお手伝いをさせていただきます。

体重の管理は
 妊娠中に体重を増やし過ぎますと難産や妊娠中毒症などの原因となる場合があります。一般的には妊娠期間中に10kg程度の体重増加に抑えることが望ましいとされています。1週間当たりでは350g前後ではないでしょうか。

つわりの児への影響は?
 特殊な場合を除いて影響はないと考えます。

仕事をすることでの児への影響?
 仕事をされている妊婦さんの中にはよくお腹が張ると感じられる方がいるはずです。そのような方はなるべく安静を保つ機会をつくって下さい。それでもおさまらない場合は、仕事を休んでいただくことになる場合があります。このようなことが起らなければ、妊娠中に仕事を続けられても何の問題もないと考えます。ただし、立ち仕事を5時間以上されている方は、仕事をしていない人に比べ、早産となる率は3倍高いと言われています。

夫がアトピー体質、子どもは大丈夫?
 アトピー体質がすべて遺伝するわけではありませんので、お答えは難しいのですが、御心配ならば、乳製品や卵の摂取をひかえられるのもいいかもしれません。


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